無料RPAツール4選・性能や特徴を徹底比較!【2021年最新版】

無料RPAツール4選・性能や特徴を徹底比較!【2021年最新版】
無料RPAツール4選・性能や特徴を徹底比較!【2021年最新版】

この記事では、無料で使えるRPAツール・フリーソフト4つとそれぞれの特徴を解説します。同時に、RPAツールを探している方が抱える「無料で使えるRPAを探しているけど、どれが自分に適しているの?」や「無料RPAツールは役に立つの?どんなことができるの?」と言った疑問や不安についても一緒に解決していきたいと思います。

RPAツールはトライアル期間がある製品もありますが、ここでご紹介するRPAツールはどれも無期限で無料使用ができる、完全無料のものを選びました。

目次

RPAとは

まず最初に、RPAとはどんなものかあらためて確認します。

RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略称であり、これまでPCを利用して人が行なってきた各種の業務をプログラム化・自動化することを言います。

一般的には、「RPAツール」と呼ばれるソフトウェアを利用して以下のような流れで業務の自動化を行います。

  • レコード機能やコマンドの組み合わせにより、プログラミングなしで定型業務のシナリオを作成する
  • 作成したシナリオにもとづき、ソフトウェアロボットが処理を自動実行する
  • 複数のアプリケーションを横断し、ソフトウェアロボットを実行できる

RPAツールを利用することで、これまで人間が行なってきた事務的な作業をロボットが代行するため経費削減や生産性向上の効果が期待でき、業務改革の手法のひとつとして大変注目されています。

「RPAで何ができる?」RPAに適した業務

では、RPAツールは実際どんなことができるのでしょうか? RPAによる自動化に適している代表的な業務には以下のものがあります。

RPAに適した業務例

  • 手順・ルールが決まっている単純作業
  • データ入力・コピーペースト作業
  • データの収集や分析
  • 社内ITシステムの管理・データの読み込み
  • システムの監視
  • カスタマーサポート
  • 電話の自動対応・メールの自動返信
  • 添付ファイルを所定の場所に保存
  • 自動メール配信
  • 文書ファイルのPDF化

上に挙げたのは一例ですが、できることや機能はRPA製品によって異なります。製品選びの際には「どんなことを自動化したいか」といった業務フローの再確認と「どの製品で自動化を実現できるのか」といったRPAツールの機能・特性を十分に検討する必要があります。

これまでのRPAと現在のRPAについて知ろう

日本でのRPA導入は2015年頃から始まりました。

RPAは当初、大手都市銀行や生損保会社などの金融機関で先行して導入されました。金融機関では従来からシステム化が進んでおり業務フローが明確に規定されていたため、RPAが得意とする提携業務の自動化とフィットしやすかったことがその理由です。
その後大手メーカーやサービス企業にも浸透し、業務効率化など企業の業務革命において成果を上げてきました。

RPAツールは当初大企業中心に導入されてきましたが、現在は個人や中小企業での活用に適した製品も多く登場し、より広い業務自動化のニーズに対応できるようになってきています。

RPA業界に衝撃、「Power Automate Desktop」の無償化

2021年3月には、Microsoft社が自社のRPAツールであるPower Automate DesktopをWindows10ユーザーを対象に無償化したことが大きく話題になりました。

Power Automate Desktopはデスクトップ上の処理を自動化することができるRPAツールですが、今回の無償化とWindows11からの標準搭載予定により、例えばExcelのマクロ機能のように多くの人に一般的に使用されることになるはずです。

今後もますます開発が加速し浸透していくと思われる、個人や中小企業に適したRPA製品は、次の4点が特徴として挙げられます。

  • 導入コスト&運用コストが高額でない
  • 大規模&大量処理の自動化だけではなく、個人レベルのさまざまな業務の自動化にも対応できる
  • 現場の担当者が自分でロボット作成できる操作の簡単さ
  • e-learningなどの学習環境、サポートの充実

こうした特徴を持ったRPA製品の登場により、「誰でも低コストで自分の処理を自動化するロボットを作成する」ことが可能になる時代が到来しています。

さらには無料で使用できるRPAツールも増えてきており、有料の高機能RPAツールを「個人や小規模の法人」に限って無料で提供しているケースもありますので、RPAツールを活用してみたいと考えている中小企業の経営者や個人の方は、無料ツールで気軽にRPAのはじめの一歩を踏み出してみることができます。

RPAツール、有料版と無料版の違いは?

RPAツールの有料版と無料版の違いは製品によってさまざまです。有料版と殆ど同等の機能が使用できる無料版もありますが、無料版には次のような制限がかけられていることがあります。

  • 使用できる機能が制限されている
  • 使用できるフローやbotの台数が制限されている
  • サポートが受けられない、または制限されている

無料RPAツールを上手に活用しよう

RPAツールの無料版には製品によって制限がある場合がありますが、制限内で使用すれば費用をかけずに業務改善をはかることができます。ぜひ無料RPAツールの特性を知り、賢く活用していきましょう。

また、「有料のRPAツールの導入を検討しているがどの製品が合うか試してみたい」という場合にも、無料RPAツールはとても便利です。
期限や費用を気にせずにRPAツールの機能や学習環境など十分に試してみることが可能です。

無料RPAツールおすすめ4選

ここまでの内容をふまえて、現在無料で使用することができるRPAツールを4つご紹介します。自社に合ったRPAツールはどれか比較検討してみてください。

無料で始められる国産クラウド型RPA「クラウドBOT」

無料で始められる国産クラウド型RPA「クラウドBOT」

クラウドBOT製品紹介動画

クラウドBOT概要

製品名クラウドBOT
HPhttps://www.c-bot.pro/ja
提供会社株式会社C-RISE(日本)
利用環境【ブラウザ】Google Chrome, Firefox, Edge, Safari ※いずれも最新版推奨
利用条件特になし
無料で使用できる範囲BOT実行可能時間:30分/月
データストレージ:1GB
API実行可能、Cloud BOT Agent利用可能
公式学習環境、サポートドキュメント(日本語対応)
YouTube動画

クラウドBOTについて

クラウドBOTは、株式会社C-RISEが提供する国産のクラウド型RPAツールです。 専門知識なしでWEBブラウザ操作の自動化を行うことができます。

無期限の無料プランがあり、これまでRPAを使ったことがない方でも気軽に試してみることができます。 クラウド型なので普段使っているWEBブラウザ以外に特別なソフトを必要としない手軽さも魅力です。

国産RPAのため操作が日本語で大変わかりやすく、プログラミング知識のない人でも簡単に作業を自動化するbotを作成することができます。 操作マニュアルや動画も全て日本語で内容も充実しています。

気軽にRPAツールを試したい、ブラウザ操作を自動化・効率化したいという方にとてもおすすめのツールです。

クラウドBOT公式HP

クラウドBOT利用環境

サポートブラウザは以下の通りです。

  • Google Chrome
  • Firefox,
  • Edge
  • Safari

クラウドBOT料金プラン

クラウドBOTの料金プランは以下のとおりです。

プラン名料金対象
フリー¥0クラウドBOTの学習用、個人的利用に適したプランです。
シングルオフィス¥3,000 (税別) / 月数人で共同利用可能な小規模事業者向けプランです。
マルチオフィス¥6,000 (税別) / 月多人数、多拠点、多用途で利用される方向けのプランです。
システムリンケージ¥48,000 (税別) / 月システム間連携、大規模実行等、プロフェッショナル向けのプランです。

クラウドBOT利用条件

無料で使用できる範囲が定められているだけで、特に利用条件はありません。

クラウドBOT学習環境・サポート

  • ドキュメント(日本語対応)
    BOTの作り方、基本操作マニュアル、iPaaS連携マニュアル、APIリファレンス、ホワイトペーパーが用意されている
  • YouTube動画
    BOTの作り方の基本的な操作から、グループデータ作成、APIの実行など動画で使い方を学ぶことができる

クラウドBOTのメリット

  • ロボットを作成する際に、専門的な知識は必要なく、手軽に導入・運用できる
  • 利用時の通信や保存データは全て暗号化されるので安心して利用できる
  • サーバーレス技術を採用しておりパフォーマンスが安定している
  • iPaaSサービスである『Zapier』、『IFTTT』、『Power Automate』、『integromat』に公式アプリとして登録されている
  • Cloud BOT Agentを利用する事で、社内システムへのアクセスが可能になる

クラウドBOTのデメリット

IPアドレス制限のあるWEBサイトへのアクセス、人的認証のあるサイトへのログイン、多要素認証のあるサイトへのログインは現在対応しておらず、今後のアップデートで対応を検討中とのこと。


UiPath Community Edition

UiPath Community Edition

UiPath Studio製品紹介動画

UiPath概要

製品名UiPath
HPhttps://www.uipath.com/ja/
提供会社UiPath社 (アメリカ)
利用環境【OS】windows8.1、windows10 ほか
【ブラウザ】Internet Explorer 、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge on Windows
利用条件無料版利用条件・個人・小規模事業者
※小規模事業者の定義は「関連会社を含め250台未満の端末数またはユーザー数、売上高が500万ドル未満の組織」
無料で使用できる範囲Studio×2、Unattended ロボット×1、Attended ロボット×2 
公式学習環境、サポート・UIPathアカデミー
・UiPath フォーラム
・youtube動画

UiPathについて

UiPathは2020年のRPAツール世界シェア1位、日本でのシェアも1位(2020年1月MM総研調査)と、「世界3大RPAソフト」の1つとして絶大な実績と信頼を得ています。
「小さく始めて大きく育てる」導入形態に最適なRPAツールとして定評があり、普段PCで行っている小さな作業の自動化から、大規模で複雑な作業の自動化まで、多彩なソフトウェアを組み合わせ連携させることで幅広い規模の作業の自動化に対応します。

UiPathは、機能ごとの複数のソフトウェアで構成されていますが、UiPath Community Editionでは、UiPathのソフトウェア群のうち開発機能であるUiPath Studioを中心に無料で使用することができます。
無料の対象は個人や小規模事業者で、無料版とはいいながらも必要な機能がひと通りそろった状況で利用することができます。

UiPathはWindowsOS上の操作やアプリケーションに対応しており、キーボードやマウスによる単純な入力だけでなく、クリックする箇所や入力欄を画像で認識して任意の場所に正確に必要な動作をさせるといった高度な作業の自動化も可能です。

また、マクロレコーダーと呼ばれる機能を用いれば、自分が行った動作をそのまま録画して再生することが可能です。シナリオやロボットと呼ばれる自動化のプログラムについても機能制限はなく、無料でありながら有料と同じ機能を体感できます。

UiPath利用環境

UiPathの基本的な利用環境は以下の通りです。
MacOSでは利用することができませんので注意が必要です。

【OS】
windows8.1、windows10 ほか
【ブラウザ】
Internet Explorer 、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge on Windows

動作環境の詳細はこちらから確認してください

UiPathライセンスの種類

「UiPath」のライセンスには、以下の2つがあります。

  • UiPath Enterprise RPA Platform(有償)
  • UiPath Community Edition(無料)

無料ライセンス版では使用できるロボットの数に制限(Studio×2、Unattended ロボット×1、Attended ロボット×2 )はあるものの、機能については有料版とほとんど同等に利用できます。

UiPath利用条件

無料版を商用利用することができるのは以下の方です。

  • 個人
  • 小規模事業者

※小規模事業者の定義は「関連会社を含め250台未満の端末数またはユーザー数、売上高が500万ドル未満の組織」

UiPath学習環境・サポート

UiPath Community Editionでは、以下の学習環境とサポートが用意されています。

  • UIPathアカデミー
    RPA 初学者から既に活躍中の RPA 開発者・推進者の方にも、幅広く段階的に学べる無料の学習環境(オンライントレーニング)が提供されている。基礎から応用まで、日本語で学習できる。
  • UiPath フォーラム
    学習過程で生じる疑問は、UiPathフォーラムで聞くことができる。UiPath ユーザー同士、情報交換・助け合う場として利用されている。日本をはじめ世界中のユーザーが参加。
  • YouTube動画
    UiPath日本法人が運営するYoutube動画チャンネルがあり、使い方を学ぶことができます。

UiPathアカデミーは超初学者からプロの開発者までを対象としたオンライントレーニングプログラムであり、UiPathの学習環境はかなり充実しているという印象です。

無料版では基本的に公式のサポートを受けることはできませんが、UiPathフォーラムを利用して他のユーザーなどに尋ねたり過去のトピックスから調べることができます。

またUiPathは世界的なRPAツールのため、公式が用意する学習環境以外にも、外部の機関やユーザーが作成した日本語の学習動画やサイト、書籍が多く存在することも魅力のひとつです。

UiPathのメリット

  • 無料なのが信じられないほど多機能で高性能
  • 初心者でもできる簡単な自動化から上級者向けのかなり高度な自動化まで、幅広い需要に対応できる
  • 用途に応じてさまざまな開発ソフトが用意されている。例えば開発ソフトStudioXでは、個人レベルの業務を簡単な操作で自動化することができる
  • ユーザーの多い製品ならではの学習環境やフォーラムの充実ぶりが素晴らしく、日本語ユーザーとの情報交換も活発なため問題が起きても解決しやすい
  • セキュリティが第三者機関から認証されているなどの信頼感

UiPathのデメリット

  • 多機能のため難易度も高め。使い始めるには事前学習が必要で、プログラミングの知識がない人が気軽に触ってみるには少し難しいかもしれない
  • HPが複雑で知りたい情報にたどり着くのに時間がかかった。DLの手順や利用環境、料金などの必要な情報が見つけづらかった
  • 操作画面の日本語対応が十分でなく、理解しにくい言葉づかいも多い
  • 一部の動画やマニュアルなど、英語版しかないものが多くある。英語が苦手な場合は面倒に感じるかもしれない


Microsoft Power Automate Desktop

Microsoft Power Automate Desktop

Power Automate Desktop 3分デモ

Microsoft Power Automate Desktop概要

製品名Power Automate Desktop
HPhttps://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
提供会社Microsoft社 (アメリカ)
利用環境【OS】・Windows 10 Home・Windows 10 Pro・Windows 10 Enterprise・Windows Server 2016・Windows Server 2019
【サポートブラウザ】Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Internet Explorer
利用条件Windows 10ユーザー
無料で使用できる範囲Windows10のエディションにより異なる
公式学習環境、サポート・e-learning(日本語対応)
・ドキュメント(日本語対応)
・フォーラム(英語)
・Youtube動画(英語)

Microsoft Power Automate Desktopについて

Power AutomateはMicrosoft社が提供しているクラウドRPAツールです。
2021年3月にMicrosoftはRPAツール「Power Automate Desktop」の無償提供(対象はWindows10ユーザー)を発表しています。

有償版Power Automate の機能には主に「クラウドフロー」「デスクトップフロー」「Process Adviser」の3つがあり、これらの機能を連携することで業務全体の自動化を可能にしています。
無償化されたPower Automate Desktopは、この3つの機能のうち「デスクトップフロー」の部分になります。

Power Automate Desktopにより、これまで手作業で行ってきたデスクトップ上の作業「Webブラウザ・デスクトップアプリの操作自動化、スクリプトの実行やAI機能連携」を自動化することができます。

Microsoft Power Automate Desktop利用環境

Power Automate Desktopの対象OSとサポートブラウザは以下の通りです。

【OS】

  • Windows 10 Home
  • Windows 10 Pro
  • Windows 10 Enterprise
  • Windows Sever 2016
  • Windows Server 2019

【サポートブラウザ】
すべての主要な Web ブラウザー(Microsoft Edge、Firefox、Internet Explorer、Chrome)

Microsoft Power Automate Desktopライセンスの種類

Power Automate のライセンスの種類と料金は以下の通りです。
RPAツールは有料版の価格がわかりにくいものや非公開のものが多いのですが、Power Automateはとてもわかりやすい料金体系という印象です。

Power Automate Desktop無償
Power Automate(ユーザーごとのプラン)¥1,630 /月
Power Automate(アテンド型 RPA のユーザーごとのプラン)¥4,350 /月
Power Automate(フローごとのライセンス)¥54,3505フローあたりの月額

Microsoft Power Automate Desktop利用条件

Power Automate Desktopを無償で利用することができるのは以下の方です。

  • Windows 10 ユーザー

Microsoft Power Automate Desktop学習環境・サポート

Power Automate Desktopでは、以下の学習環境とサポートが用意されています。 動画や一部の情報など英語版しか用意されていない場合もあります。

  • e-learning(日本語)
  • ドキュメント(日本語対応)
  • フォーラム
  • YouTube動画(英語)

またPower Automate Desktopは世界的なRPAツールのため、公式が用意する学習環境以外にも、外部の機関やユーザーが作成した日本語の学習動画やサイト、書籍が多く存在することも魅力のひとつです。
無償化したことでこれから更に情報が充実していくことが予想されます。

Microsoft Power Automate Desktopのメリット

  • UiPathよりは比較的簡単に自動化ができる
  • 公式で提供されているe-learningが充実
  • デスクトップフローのため比較的小規模の作業の自動化に向いている
  • マイクロソフトが提供しているRPAツールのため、Office製品との連携に特に強い
  • Windows11からは標準装備される予定のため今後ますますユーザーが増え情報が充実しそう

Microsoft Power Automate Desktopのデメリット

  • UiPathと比較すると日本におけるナレッジや開発者数は少ない
  • 公式フォーラムは英語のみ。日本のユーザーと情報交換するには非公式サイトを利用する必要あり


Automation Anywhere Community Edition

Automation Anywhere Community Edition

Automation Anywhere製品紹介動画

Automation Anywhere Community Edition概要

製品名Automation Anywhere Community Edition
HPhttps://www.automationanywhere.com/jp/
提供会社Automation Anywhere社 (アメリカ)
利用環境WEB上で開発するためどのOSからでも開発が可能
利用条件・自然人(法人ではない個人)
・スモールビジネス*スモールビジネスの定義は「所有する機械が250台(物理的 または仮想上)未満 、ユーザーが250名未満、収益がグローバル年商で500万ドル未満」の全てを満たすこと
無料で使用できる範囲個人の場合は1台までスモールビジネスはユーザー5名まで
公式学習環境、サポート・Automation Anywhere University
・A-People コミュニティ

Automation Anywhereについて

Automation Anywhereを提供するAutomation Anywhere社は、2003年に設立されたRPA専門企業で、2019年時点で、グーグル、LinkedIn、ゼネラルモーターズ、世界保健機関など3,500社以上の顧客を抱えている世界的なRPA専業ベンダーです。2018年3月には日本法人を設立しており、日本語での情報提供やサポートを行っています。

RPAソフトウェア「Automation Anywhere」は日本国内では製造業、金融、保険、流通などで使用されていますが、海外では銀行、金融サービス、保険、医療、通信、製薬、ハイテクといった幅広い分野で用いられており、大手企業の80%が利用しているとされています。

Community EditionはAutomation Anywhereの無料版にあたりますが、有料版の開発機能のほぼ全てを利用することができます。
無料版の利用対象者は、UiPath Community Editionと殆ど同じで個人または小規模事業のみとされています。

無料版で利用できるユーザー数は最大5人なので小さな規模で運用する場合の利用に適しています。またサポート面では有料版に劣るため、手厚いサポートが必要な場合は有料版の導入がおすすめです。

Automation Anywhere Community Edition利用環境

Automation AnywhereはWEB上で開発を行うため、どのOSからでも利用可能です。

Automation Anywhere Community Editionライセンスの種類

Automation Anywhereのライセンスには、以下の通り有料版と無料版があります。

  • Automation Anywhere Community Edition(無料版)
  • Automation Anywhere Enterprise(有料版)

Automation Anywhere Community Edition の利用条件

Community Edition(無料)を利用できるのは以下の方です。

  • 自然人(法人ではない個人)
  • スモールビジネス

スモールビジネスの定義は、簡単にまとめると次のの全てを満たしていることです。

  • 所有する機械が250台(物理的 または仮想上)未満
  • ユーザーが250名未満
  • 収益がグローバル年商で500万ドル未満

以下に公式サイトの記述を引用します。

2.2. 使用条件. お客様の Community Edition の使用条件は以下の通りです。お客様が (1) 自然人である場合、お客様は、1 台の機械についてのみサービスを使用できます。または (2)「Small Business」である場合、 すべての関係会社を含むかかる Small Business は、IQ Bot を用いて毎月100ページまでのみプロセス/アップロードを行うことができ、Community Edition のユーザーは 5 名までとします。お客様の組織は、a)かかる組織が有する機械が250台(物理的 または仮想上)未満である場合、 b)かかる組織におけるユーザーが250名未満である場合、c)かかる組織における収益がグローバル年商で500万ドル未満である場合、Small Businessであるとみなされます。お客様の組織が上述の3つの基準のいずれかを超過する場合、お客様の組織はSmall Businessとはみなされません。お客様は、AAIにより提供された該当する指示に従って、Community Edition にアクセスすることができます。

引用元:https://www.automationanywhere.com/jp/community-edition-license-agreement-a2019

Automation Anywhere Community Edition学習環境・サポート

Automation Anywhere には、公式から以下のような学習環境が用意されています。

  • Automation Anywhere University
    オンラインのeラーニングコースで無料で学ぶことができるサイトで、日本語のコンテンツも充実しています。
  • A-People コミュニティ(英語)
    Automation Anywhereユーザーが情報交換できるフォーラムです。主に英語ですが、翻訳機能があります。

Automation Anywhere Community Editionのメリット

  • 無料版の利用範囲が広く、無料とは思えないほど機能が充実している
  • Excelマクロが組める程度の知識は必要だが、「アクション」と呼ばれるコマンド群を、一覧からドラッグ&ドロップして追加していくだけでロボットが出来上がる操作のシンプルさでプログラム知識がない人でも使いやすい
  • クラウドベースでいち早くブラウザのバージョンアップに対応されるので、ブラウザにより動作しないなどのトラブルが少ない
  • RPAツールの中にはフローチャート表記のものもあるが、AutomationAnywhereはスクリプト表記のためマクロなどを見慣れている人には理解しやすい
  • セキュリティの信頼性に定評がある

Automation Anywhereのデメリット

  • 現場担当者が各々で開発するには難易度がやや高く、ある程度の教育が必要になると思われる
  • UiPathと比較すると日本におけるナレッジや開発者数は少ない
  • 日本語版のe-learningもある程度充実しているものの、やはり英語のものが多く日本語対応の遅れを感じる。行き詰まった時の情報入手手段が少なく感じる


おわりに

無料で使えるRPAツール4つとそれぞれの特徴についてご紹介しました。

上にご紹介したものは複雑な処理の自動化にも対応できる多機能RPAであるため、スタートのハードルや習得の難易度は少し高めかもしれません。
また外国製品の場合は、学習教材の日本語対応に遅れがあったり、画面操作の用語がわかりにくいという意見も見られます。

RPAツールの中には国産(日本製)で用語がわかりやすく直感的に操作できることに定評がある製品もありますので「もっと簡単にRPAツールを試してみたい」という方にはそうした国産RPAツールを使用してみることもおすすめです。

今回の記事がみなさまの参考になれば幸いです。

RPAについてカテゴリの最新記事