複数のシステムを連携して業務自動化を実現するiPaaS(アイパース)。わたしはIFTTT(イフト)を使うことが多く他のサービスはあまり調べてこなかったのですが、他にもZapier(ザピアー)、Integromat(インテグロマット)など有名なサービスがあります。
以前「NotionとIFTTTを連携させてできること。」という記事の中でNotionとIFTTTを連携させることで、どのようなトリガー、クエリ、アクション、アプレットが使えるのかを調べた記事を書きました。
今回は、NotionとZapierを連携させてできることを調べました。ZapierとIFTTTとでできることに違いがあったのが興味深かったです。
Notionとは
Notionは、メモ、ドキュメント、タスク、表計算、Wiki、データベースなどを統合するメモアプリケーションです。入力したデータを様々なViewで表示できることが特徴です。万能なので、様々なアプリケーションにデータを点在させることなく、一元管理できるようになることから人気を集めています。
Zapierとは
数あるiPaaSの中でも圧倒的なシェアを誇り、2,000種類以上(2020年6月現在)のWebサービス・アプリケーション間の連携を可能にします。
SlackやGoogleの各種サービスなどを始め、法人で利用されるサービスにも数多く対応しており、ビジネスシーンにおいても幅広く活用されています。
NotionとZapierを連携させてできること
Triggers トリガー
New Database Item | 新しいデータベースアイテム |
Actions アクション
Create Database Item | データベースアイテムの作成 |
Create Page | ページを作成 |
Update Database Item | データベースアイテムの更新 |
Find Database Item | データベースアイテムの検索 |
Find Page (By Title) | ページの検索(タイトル別) |
Find or Create Database Item | データベースアイテムの検索または作成 |
Notionワークフローを使用するしたワークフロー
Notionを使用するしたワークフローは、多数登録されており「Notion Integrations」ページにて確認できます。ここでは、わたしが試してみたいと思ったワークフローをピックアップしてタイトルのみ紹介します。
- 新しいNotionデータベースアイテムのSlackメッセージを送信する
- Notionデータベースの新しいアイテムをGmail経由でメールで送信する
- Notionデータベースの新しいアイテムからGitHubの問題を作成する
- Notionデータベースの新しいアイテムのメールを送信する
- Notionデータベースの新しいアイテムのGoogleスプレッドシート行を生成する
- Googleスプレッドシートの新しい行からNotionデータベースにアイテムを追加します
- 新しいNotionデータベースアイテムからGoogleカレンダーで詳細なイベントを生成する
- Notionデータベースに新しいGoogleフォームの応答を送信する
- Notionデータベースの新しいアイテムからTrelloカードを生成する
IFTTTとの比較
IFTTTと比較して、トリガーは「新しいデータベースアイテム」のみであることは同じでした。アクションは、IFTTTだと「ページを作成」、「ToDoリストにアイテムを追加する」の2つだけだったので、個数だけみるとZapierの方が多いということになります。ただ、ZapierだとToDoリストの操作はできず、できることに違いがあったのが興味深かったです。
今回は紹介までですが、今後色々試して業務効率化につながれば、共有したいと思います。