無料でYouTube動画の効果測定レポート作成を自動化する

無料でYouTube動画の効果測定レポート作成を自動化する

仕事でYouTubeに関わっている方、どんなレポートを作成していますか?独自で運営しているチャンネルならYouTube Studioにて詳細なデータを確認できますが、レビュー依頼をした動画、自社製品を紹介した他チャンネルの動画、特定のキーワードで検索して上位表示されている動画の効果測定を実施、レポートを作成したい場合は、その動画ページに移動し各種数値のコピー&ペーストを繰り返しレポートを作成することになろうかと思います。

YouTube動画レポートに含める項目

動画ページから次の数値を取得できます。

  • 動画タイトル
  • チャンネル名
  • 登録者数
  • アップロード日
  • 視聴回数
  • 高評価数
  • 低評価数
  • コメント数

動画数本のチェックなら手作業でやればよいですが、例えば10本を超える動画のデータを取得しようと思ったら、コピー&ペーストの量が多く大変ですね。

単純操作は自動化しましょう『クラウドBOT』で

クラウドBOT

クラウドBOTは、ブラウザ操作を自動化する完全クラウド型のRPAサービスです。PCからのみだけでなく、スマートフォン・タブレットからも利用できます。ページを開き、コピー&ペーストを繰り返しそのデータをエクセル形式などで取得できるので、レポート作成業務を効率化できます。

YouTube動画効果測定レポート自動化方法

事前準備

事前準備として、効果測定を行なう動画URLをまとめたエクセルファイルを用意します。

YouTubeで「クラウドRPA」と検索した時の上位20件のURLをまとめました。ここに記載された動画20本の効果測定を行います。

クラウドBOTでのBOT作成手順

まずクラウドBOTの管理画面を開きます。

「BOTを作る」をクリックします。

画面左上の三本線メニューをクリックします。

「設定」をクリックします。

「エラー処理」タブの「エラー時の処理方法」で「エラー時は処理を継続する」を選択します。これは動画ページから各種数値を取得する際、チャンネル登録数やコメントを非公開にしている動画もあるので、そこで躓いたとしても処理を続けるための設定です。選択後、「OK」をクリックします。

画面左下の「ビューア」をクリックします。

「グループを作る」をクリックします。

グループ名は「動画一覧」としました。

行番号の「+」をクリックし「動画URL」と入力しました。

「インポート・エクスポート」をクリックします。

ファイルアップロード欄が表示されます。

用意したエクセルファイルをアップロードします。URLの一覧が表示されました。「OK」をクリックします。

「記録開始」をクリックします。ここからブラウザ操作の記録がはじまります。

画面左下「データ」から、作成したグループである「動画一覧」タブをクリックします。

「グループを使う」をクリックします。「タスク」に「動画一覧」グループが挿入されます。

アドレスバーをクリックし、「データを貼り付け > 動画一覧 > 動画URL」の順にクリックします。

1件目の動画ページが表示されました。

各種数値のテキストをコピーします。

一通りのテキストコピーが完了しました。

「ビューア > 動画一覧」をクリックすると取得したデータが確認でき、エクスポートもできます。画面上には動画URLと動画タイトルしか表示されていませんが、右にスクロールするとすべての取得したデータを確認できます。

最後にBOTを保存します。これで、今後は動画URLをまとめたエクセルファイルを用意すれば、簡単に効果測定を行なうことができます。

保存したらBOTを実行して問題なくデータが取得できているか確認しましょう。10個の動画ページを移動して情報取得するので、それなりに時間がかかると思います。

完成したレポート

このレポートは、エクスポートしたエクセルファイルの体裁を整えただけです。あらたまって完成品を見ると、これを手作業でやろうとは思わなくなりますね。エクセル上で、各項目でソートかけられるのも便利です。動画の評価は、これらの数値だけで図れるものではないですが、重要な指標であることは間違いないでしょう。

クラウドBOTは無料で使える

クラウドBOT無料プランは、「BOT実行可能時間:30分/月」、「ストレージ:1GB」まで利用できます。有料プランにすることで、これらの時間や容量が増える他、スケジュール実行もできるようになります。毎週決まった時間にレポートを自動作成なんてことが可能になります。YouTube効果測定レポートをつくっている方は、ぜひ試してみてください。

クラウドBOTの詳細はこちら

マーケティング担当者向けカテゴリの最新記事